「『ルフィ』から指示」供述の23歳男、強盗未遂認める 山口地裁初公判

山口県岩国市で昨年11月、会社役員の60代男性の自宅に侵入し、男性らを脅迫、暴行して金品を奪おうとしたとして強盗未遂と住居侵入の罪に問われた上野晴生(はるき)被告(23)は31日、山口地裁(山田雅秋裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。関係者によると、上野被告は各地で相次ぐ広域強盗事件で指示役とされる「ルフィ」を名乗る人物と「東京都内で会い(強盗の)指示を受けた」と供述したとされる。

岩国市の事件では、共謀したとして上野被告ら男5人が同じ罪で起訴されている。うち上野被告ら2人を除く3人は東京都稲城市で昨年10月に起きた強盗致傷事件に関与したとして逮捕され、各地の強盗事件との関連が疑われている。

起訴状によると、上野被告ら5人は氏名不詳者らと共謀し昨年11月7日、岩国市の男性宅に侵入。男性らにカッターナイフを示して「殺すぞ」と脅し、両手首を結束バンドで縛るなどの暴行を加え、金品を奪おうとしたとしている。男性らが抵抗し未遂に終わった。

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