米企業家のイーロン・マスク氏が昨年10月に買収した米ツイッターの混乱は、ネット上の言論空間が容易に危機に瀕(ひん)し得ることを示した。「言論の自由の絶対主義者」を自任し、ツイッターをタブーなき場に転換させようとしたが、自身に都合の悪いアカウントを一時凍結するなど恣意(しい)的な運営で非難を浴びた。混乱は広告離れを招き、「公共インフラ」となった交流サイト(SNS)の存立そのものを揺るがしている。
「自由」追求を表明
「言論の自由は民主主義が機能するための基盤だ」
米企業家のイーロン・マスク氏が昨年10月に買収した米ツイッターの混乱は、ネット上の言論空間が容易に危機に瀕(ひん)し得ることを示した。「言論の自由の絶対主義者」を自任し、ツイッターをタブーなき場に転換させようとしたが、自身に都合の悪いアカウントを一時凍結するなど恣意(しい)的な運営で非難を浴びた。混乱は広告離れを招き、「公共インフラ」となった交流サイト(SNS)の存立そのものを揺るがしている。
「言論の自由は民主主義が機能するための基盤だ」