渡良瀬遊水地の延焼が鎮火 栃木県警、原因特定進める

火災があった渡良瀬遊水地の焼け跡(中央部分)=31日午前8時31分、栃木県栃木市(共同通信社ヘリから)
火災があった渡良瀬遊水地の焼け跡(中央部分)=31日午前8時31分、栃木県栃木市(共同通信社ヘリから)

栃木県警は31日、栃木市藤岡町内野の渡良瀬遊水地で30日午後発生した火災が、約9時間後の31日未明に鎮火したと発表した。県警や市消防本部によると、自生するヨシなどが約300ヘクタール延焼。付近に住宅はなく、けが人はいなかった。出火原因の特定を進める。

火災は30日午後3時25分ごろ、遊水地内の谷中湖の北側で発生。谷中橋の西側まで燃え広がる中、栃木市や群馬県館林市などから出動した消防車25台ほどが消火活動に当たり、31日午前0時35分ごろに鎮火した。

渡良瀬遊水地は茨城、栃木、群馬、埼玉4県にまたがって位置する。気象庁によると、栃木市には出火当時、乾燥注意報が出されていた。

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