現在システムメンテナンス中です

会員記事の閲覧など一部サービスがご利用できません。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

2月27日(日)午前5時頃まで

サービス再開時間が前後する場合があります。

→詳細へ

正論

覚悟なき日本人の安全保障戦略 東京国際大学特命教授・村井友秀

東京国際大学特命教授・村井友秀氏(寺河内美奈撮影)
東京国際大学特命教授・村井友秀氏(寺河内美奈撮影)

安全保障は空気と同じである。人は空気があるから生きていける。しかし、空気は見えず匂いもない。故に人は空気を意識せずに生きている。空気がなくなったとき、人は空気があるから生きていたと理解するが、その時はもう手遅れである。安全保障も同じである。安全が保障されているから人は普通に生活できる。安全がなければ経済もない。安全保障の利益はとてつもなく大きい。

安全保障のコスト

何らかの利益を得ようとすればコストがかかる。水も電気も安全もタダではない。安全保障は全ての国民の利益である。日本人も安全を得たければコストを負担しなければならない。ウクライナの多くの市民は安全保障、すなわち祖国と家族を守るために命を懸けている。しかし、戦争に負けた日本では、全ての戦争を邪悪なものとして否定する平和教育が浸透し、日本人は勇気、自己犠牲といった世界中の国が学校教育で重視する道徳を失い、無抵抗主義が日本人の思想を支配した。無抵抗主義に染まった日本人は犠牲を払う覚悟を失った。

ランキング

  1. 【産経抄】3月29日無料プラン記事

  2. 【主張】IPCC報告書 日本の石炭火力で貢献を

  3. 【主張】参院予算委員会 建設的な防衛論議深めよ

  4. 【風を読む】電力叩きでエネ安保強まるか 論説副委員長・井伊重之有料プラン記事

  5. 【産経抄】民主党政権が「電波止めるゾ」と恫喝したのをお忘れか 2月13日

  6. 【浪速風】暴力で失った無念

  7. 【産経抄】3月28日無料プラン記事

  8. 【正論】「オールジャパン」で物価目標達成 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦無料プラン記事

  9. 河野氏「台湾有事非常に危険」 群馬「正論」懇話会詳報

  10. 【パリの窓】ドカーン、ドカーンと催涙弾 デモと生きる平和な日