覚醒剤約1キロ所持容疑 中国籍の男を逮捕 絵画に隠す

埼玉県警が押収した覚醒剤や絵画など=30日午後、埼玉県警東入間署
埼玉県警が押収した覚醒剤や絵画など=30日午後、埼玉県警東入間署

埼玉県警は30日、覚醒剤約1キロ(末端価格約6120万円相当)を所持したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的所持)などの疑いで、同県熊谷市桜木町、中国籍の専門学校生、鄧鳴琪容疑者(26)を逮捕した。「覚えていません」と容疑を否認している。

県警によると、容疑者は昨年9月9日、同県富士見市の集合住宅の空室に侵入。午前9時55分ごろ、部屋の住人を装って配達業者から荷物を受け取り、約30分後、付近の駐車場に置いて立ち去った。

別の事件で周辺の捜査をしていた警察官が荷物を調べたところ、絵画に隠された覚醒剤を発見した。県警は容疑者が覚醒剤の密輸に関わったとみて経緯を調べている。

逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、営利目的で覚醒剤を所持するなどしたとしている。

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