厳寒の川面に輝く氷上の花 旭川、マイナス24.1度

北海道旭川市の石狩川で見られた「フロストフラワー」。水蒸気が冷やされ、凍った水面で花のような形をつくる=30日午前
北海道旭川市の石狩川で見られた「フロストフラワー」。水蒸気が冷やされ、凍った水面で花のような形をつくる=30日午前

北海道旭川市の中心部で今季最低の氷点下24・1度を記録した30日朝、市内の石狩川では、水蒸気が冷やされ、凍った水面で花のような形をつくる「フロストフラワー」が見られた。川霧が立ち込める中、咲き誇った数多くの〝花々〟が朝日を受けきらきらと輝いていた。

冬季に湖面が凍結する道東の阿寒湖でも、フロストフラワーは高い確率で発生する。阿寒観光協会によると、氷点下15度以下の早朝で、風や雪がないなど、限られた条件下で現れるという。

旭川地方気象台によると、同日は上空に強い寒気が入り込み、地表面の熱が逃げる放射冷却現象が起きた。

北海道旭川市の石狩川で見られた「フロストフラワー」。水蒸気が冷やされ、凍った水面で花のような形をつくる=30日午前
北海道旭川市の石狩川で見られた「フロストフラワー」。水蒸気が冷やされ、凍った水面で花のような形をつくる=30日午前

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