「第42回大阪国際女子マラソン」(産経新聞社など主催、奥村組協賛)から一夜明けた30日、2時間22分59秒で日本人最高の3位に入った安藤友香(28)=ワコール=が選手村のあるホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で会見し「自分の今の実力を再確認することができて、後半の走りは大きな課題として分かったことは収穫」と振り返った。
大会は12年ぶりにコースが一部変更され、沿道からも多くの声援が送られた。「5年ぶりの大阪だったので懐かしいなと思いながら(走った)」と笑顔。30キロを過ぎてからトップと離されただけに「後半に課題があることは確か。強化していけたら」と語った。
8月の世界選手権(ブダペスト)の派遣設定記録2時間23分18秒をクリアして代表候補となったが、最大の目標は10月15日に開催される「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で2024年パリ五輪の代表権をつかむこと。今回のレースでは前半の高速ペースに対応できたことは収穫で、「MGCはどんな展開になっても対応できるように、精神的にも肉体的にも成長して迎えたい」と力を込めた。