大相撲の横綱照ノ富士が30日、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行った。年始の恒例行事で、昨年に続き初場所後の実施となった。
3場所連続休場中の照ノ富士は終了後に取材に応じ、3月の春場所の出場可否について「体と相談して。できるだけ早くというのはあるが、その時にならないと分からない」と慎重な姿勢を示した。痛めている両膝は「多少は、手術しているから引っ掛かるものはなくなっている。人工関節を入れないといけないくらい(のけが)。痛みはいつも通り。もう少しで取れるんじゃないかと思っている」と説明した。
かつて大関昇進後に、両膝のけがや内臓疾患で序二段まで番付を落とした経験を引き合いに、「無理といわれたことに挑戦するのが自分。今回も(復活は)無理だと思う人はたくさんいると思うけど、無理を実現させるために、できなくとも努力することが大事だと思っている」と語った。