明治・大正期に活躍した川上貞奴(さだやっこ、1871~1946年)は日本で最初の女優です。10代のころは東京・日本橋葭町(よしちょう)の売れっ子芸者として伊藤博文らにひいきにされました。
野犬に襲われたときに福沢諭吉の娘婿の桃介に助けられ、恋に落ちましたが、「オッペケペー節」で有名な俳優、川上音二郎と結婚。興行のため渡った米国で初めて舞台に立ち、「マダム貞奴」として世界で一躍有名になりました。
音二郎の死後は桃介をパートナーとするなど波乱万丈だった生涯を、神田蘭さんが語ります。
前半 川上音二郎との出会い(前半は登録なしでお聴きいただけます)
後半 世界で活躍「サダヤッコ」