現在システムメンテナンス中です

会員記事の閲覧など一部サービスがご利用できません。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。

2月27日(日)午前5時頃まで

サービス再開時間が前後する場合があります。

→詳細へ

産経抄

1月29日

推理小説の大家、江戸川乱歩は作中で罪なき人を随分とあの世に送った。人を殺(あや)めるトリックも数多く披露した。恐怖を商売にした人だが、実は山びこが苦手だったという。姿のない生き物という感じが怖い、と。

 ▼「声というやつは…それだけ切り離すと、ちょっと凄味(すごみ)のあるものである」。乱歩が『声の恐怖』という小文に書き留めた一節である。出どころの分からぬ声は、人の恐怖心を刺激してやまない。その構図は、現代の電脳空間を飛び交う情報にも当てはまるらしい。

 ▼謎の首魁(しゅかい)がSNS(交流サイト)で数十人の実行犯に強盗を指図する。奪った金品は分け取りにする。そんな凶行が成り立つのが不思議だった。実行犯だけで金品をせしめたら…と。どうやら指示役は、裏切りの代償として実行犯に報復を示唆していたようである。

ランキング

  1. 【風を読む】電力叩きでエネ安保強まるか 論説副委員長・井伊重之有料プラン記事

  2. 【主張】ロシア戦術核 ベラルーシ配備の撤回を

  3. 【産経抄】3月28日無料プラン記事

  4. 【産経抄】民主党政権が「電波止めるゾ」と恫喝したのをお忘れか 2月13日

  5. 【パリの窓】ドカーン、ドカーンと催涙弾 デモと生きる平和な日

  6. 【主張】文化庁の京都移転 地方創生を進める契機に

  7. 【浪速風】暴力で失った無念

  8. 【正論】「オールジャパン」で物価目標達成 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦無料プラン記事

  9. 【産経抄】3月26日無料プラン記事

  10. 【産経抄】3月27日無料プラン記事