イランメディアは29日、中部イスファハンの国防軍需省の工場で28日、無人機(ドローン)による攻撃があったと伝えた。死傷者はいない。攻撃主体は不明。
イランでは近年、軍事施設や核施設で爆発や火災が起きており、敵国イスラエルによる破壊工作が取り沙汰されている。
国防軍需省は無人機3機による攻撃を防いだと発表した。工場の屋根に小さな損傷が発生したという。同省幹部は共同通信の取材に、工場は無人機用のミサイルなどを製造する施設だと明らかにした。少なくとも4機が攻撃し、そのうち1機が建物に命中したとの見方を示した。
国防軍需省は「このようなむやみな方法は継続的な国の発展に影響を与えない」と主張した。
イランはウクライナに侵攻するロシアに無人機を供与したため、米欧が非難を強めていた。(共同)