29日午後2時半ごろ、長野県小谷村の白馬乗鞍(のりくら)岳天狗原東側斜面で「雪崩が発生し、滑走中の人が巻き込まれたおそれがある」と110番通報があった。県警大町署によると、複数の外国人スキー客が巻き込まれたとみられ、確認を進めている。
同署によると、現場にいたスキー客が周辺を捜索し、複数のスキー客が雪の中から見つかったとの情報がある。けがや意識の状態は分かっていない。
現場は栂池(つがいけ)高原スキー場から数キロ離れた山岳地帯で、スキー場の管理外。自然の雪山を滑る「バックカントリースキー」の客が多い場所として知られており、客らが滑走中に雪崩が発生したとみられるという。
北アルプス広域消防本部によると、29日午後2時55分ごろ、「雪崩が発生し、複数人が巻き込まれたようだ」などと現場周辺の宿泊施設から119番通報があった。
同本部によると、バックカントリースキーをしていた外国人スキー客から「滑走中に雪崩を目撃した。10人程度が巻き込まれたようだ」と連絡を受けた宿泊施設が消防本部に通報したという。