「第42回大阪国際女子マラソン」(産経新聞社など主催、奥村組協賛)は午後0時15分にスタートします。ヤンマーフィールド長居(大阪市東住吉区)を発着点に、同市内を巡るコースも12年ぶりに一部変更され、新しく生まれ変わった浪速路をランナーが駆け抜けます。
今大会は2024年パリ五輪の代表選考会として今年10月15日に開催される「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」に向けた重要な位置づけとなるレースで、8月の世界選手権(ブダペスト)の代表選考会も兼ねています。世界を見据えた日本人選手の走りが期待されます。
注目選手は、東京五輪1万メートル代表の安藤友香(28)=ワコール、前回大会2位の上杉真穂(27)=スターツ、同6位の佐藤早也伽(28)=積水化学=の3人で、すでにMGC出場権を持っています。今回は3年ぶりに海外選手も招聘(しょうへい)し、マウリーン・チェプケモイ(ケニア)ら2時間20分台の自己記録を持つアフリカ勢も3人出場します。世界の強豪を相手に、日本勢が優勝や自己ベスト更新を目指し、熱いレースを繰り広げます。
また、今大会はMGCの選考レースの一つであり、「日本人6番手までで2時間27分0秒以内」などの条件をクリアすれば、MGC切符を獲得できます。新たに何人の選手がMGCへ名乗りを上げることができるかも見どころです。「産経ニュース」では、注目のレースを速報します。