デッセがV、日本勢は安藤の3位が最高

【第42回大阪国際女子マラソン】3位でゴールする安藤友香=29日、ヤンマーフィールド長居(鳥越瑞絵撮影)
【第42回大阪国際女子マラソン】3位でゴールする安藤友香=29日、ヤンマーフィールド長居(鳥越瑞絵撮影)
1着でゴールするヘヴン・ハイル・デッセ=ヤンマーフィールド長居(安部光翁撮影)
1着でゴールするヘヴン・ハイル・デッセ=ヤンマーフィールド長居(安部光翁撮影)

「第42回大阪国際女子マラソン」(日本陸上競技連盟、産経新聞社、関西テレビ放送など主催、奥村組協賛)が29日、大阪市東住吉区のヤンマーフィールド長居発着の42・195キロのコースで行われ、ヘヴン・ハイル・デッセ(24)=エチオピア=が2時間21分13秒で優勝した。

日本人トップは安藤友香(28)=ワコール=で、2時間22分59秒の3位。自己ベストには届かなかったが、8月の世界選手権(ブダペスト)の派遣設定記録2時間23分18秒をクリアし、代表候補に名乗りを上げた。2位はメセレット・ゴラ・シセイ(25)=エチオピア=で2時間22分12秒。

今年10月に行われる2024年パリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を安藤とともに持っていた上杉真穂(まお)(27)=スターツ=が2時間25分18秒で4位。佐藤早也伽(さやか)(28)=積水化学=は7キロ過ぎに転倒した影響で19キロ手前で途中棄権した。

5位の吉川侑美(32)=ユニクロ、6位の前田彩里(さいり)(31)=ダイハツ、7位の池田千晴(29)=日立、8位の大東(だいとう)優奈(25)=天満屋=の4人が順位とタイムの条件を満たし、MGC出場権を獲得した。

レースは序盤から2時間20分台を狙えるペースで展開し、中間点付近でデッセ、シセイ、安藤の3人の争いに。30キロを過ぎて安藤が引き離され、32キロ過ぎで抜け出したデッセがそのままゴールした。

今大会は大阪市内を巡るコースが一部変更されて実施された。(記録は速報値)

レース経過 安藤3位、デッセ優勝

3位の安藤「悔しい気持ちでいっぱい」

転倒の佐藤、19キロ手前で無念のリタイア

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