自民党の茂木敏充幹事長は29日のNHK番組で、過去に児童手当の所得制限が必要だと主張したことについて「反省する」と述べた。その上で「必要な見直しはしていきたい。児童手当の所得制限はなくす方向でまとめたい」と改めて述べた。
立憲民主党の岡田克也幹事長は児童手当を巡り、旧民主党政権時に自民が所得制限を要求し、茂木氏もその一人だったと指摘。25日の衆院代表質問で所得制限撤廃を訴えた茂木氏に対し「相当、反省してもらいたい」と求めた。
茂木氏は「反省」を表明。「時代に変化に応じて必要な政策の見直しは躊躇(ちゅうちょ)なく行う。過去にとらわれず良い意見を取り入れる」とも語り、野党各党に協力を求めた。
また、子供政策の財源確保について茂木氏は、施策の内容や優先順位などの順序だったアプローチが必要だと指摘。「増税ありきで議論を進めることはしない」と明言した。