欧州最大規模の漫画の祭典、第50回アングレーム国際漫画祭の授賞式が28日、フランス南西部アングレームで開かれ、人気漫画「進撃の巨人」の作者、諫山創さんが第50回を記念した特別賞を受賞した。
また「男組」の作画などで知られ、劇画家とも呼ばれる池上遼一さんと「富江」シリーズなどホラー漫画を手がけてきた伊藤潤二さんが特別栄誉賞を受賞した。
フランスのメディアによると、諫山さんは現地で受賞後、出身地の大分県日田市に進撃の巨人の「ミュージアム」があることに触れ「このトロフィーを展示する」と明言した。今回の漫画祭で行われた自身の作品の展覧会は「素晴らしく、感動した」として感謝の言葉を述べた。
ほかに押見修造さんの「血の轍」第11巻が「連続作品賞」、故坂口尚さんの「石の花」が「遺産賞」を受賞した。(共同)