公明・山口氏「何が何でも勝ち抜きたい」 統一地方選へ結束確認

4月の統一地方選勝利に向けて党内の結束を呼び掛ける公明党の山口那津男代表=28日午後、東京都新宿区の公明会館(大島悠亮撮影)
4月の統一地方選勝利に向けて党内の結束を呼び掛ける公明党の山口那津男代表=28日午後、東京都新宿区の公明会館(大島悠亮撮影)

公明党は28日、東京都新宿区の公明会館で党全国県代表協議会を開き、4月の統一地方選に向けて結束を確認した。山口那津男代表は子供・子育て支援や物価高対策、賃上げなどに注力する意向を重ねて表明。その上で「何が何でも(統一選を)勝ち抜きたい。政治決戦勝利へ総決起しよう」と呼び掛けた。

協議会には衆参両院の国会議員や全国の都道府県本部幹部らが参加した。山口氏は統一選に向けて「勝利の決定打を放とう。私自身、候補者の覚悟で先頭に立って戦う」と表明。「全員当選を勝ち取っていこう」と声を張り上げた。

公明は歴史的に地方選挙から党勢を拡大してきた経緯があるが、近年は支持層の高齢化が進み、勢いの陰りも指摘されている。今回の統一選には3000人近い党所属議員の半数以上が挑む予定で、公明は勝利することで来年の結党60年に向けた党勢拡大の弾みとしたい考えだ。

また、山口氏は30日から始まる衆院予算委員会の国会論戦に関し「経済再生や子育て支援などを着実に進めるため、来年度予算案、税制改正関連法案の年度内早期成立を図り、生活支援策を一刻も早く国民に届ける決意だ」と語った。

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