露国旗と撮影で応援中止 ジョコ父、侵攻支持批判も

ジョコビッチ選手が出場したテニスの全豪オープン会場で、ロシア軍を象徴する「Z」がプリントされたTシャツを着用する男性=25日、メルボルン(ゲッティ=共同)
ジョコビッチ選手が出場したテニスの全豪オープン会場で、ロシア軍を象徴する「Z」がプリントされたTシャツを着用する男性=25日、メルボルン(ゲッティ=共同)

メルボルンで開催されているテニスの全豪オープンの会場で27日までに、ノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)の父スルジャンさんが、持ち込みを禁止されているロシア国旗を手にした人たちと一緒に写る動画が撮影された。ウクライナに侵攻するロシアへの支持だとの批判の声も上がり、大会を主催するテニス・オーストラリアは27日、スルジャンさんが会場での応援を取りやめたと発表した。AP通信などが伝えた。

オーストラリアの公共放送ABCによると、動画はジョコビッチ選手とロシア出身の選手が対戦した25日の男子シングルス準々決勝後に撮影された。スルジャンさんの隣に立つ男性は、ロシア軍を象徴する「Z」が大きくプリントされたTシャツを着用。ウクライナの駐オーストラリア大使が、スルジャンさんの会場への出入り禁止を求めていた。(共同)

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