車暴走の90歳に禁錮刑 3人死傷事故、過失運転

車がスーパーに突っ込み、3人が死傷した事故現場=令和3年11月、大阪府大阪狭山市(須谷友郁撮影)
車がスーパーに突っ込み、3人が死傷した事故現場=令和3年11月、大阪府大阪狭山市(須谷友郁撮影)

大阪府大阪狭山市のスーパーの店先で令和3年11月、暴走した乗用車が通行人の男女3人をはねた事故で、うち男性1人を死亡させ、女性2人に重傷を負わせたとして自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた無職、横山孝被告(90)に対し、大阪地裁堺支部(蜷川省吾裁判官)は27日、禁錮3年の判決を言い渡した。求刑は禁錮5年だった。

判決などによると、被告はスーパー「コノミヤ狭山店」の店先で3年11月17日正午ごろ、乗用車の運転を誤り、急発進させて最大時速約28キロで店内に進入したり後退したりして3人をはねた。男性=当時(87)=が死亡し、被告の妻ら女性2人が後遺症となる大けがをした。

大阪府警によると、被告は「止めていた車が動き、慌ててブレーキとアクセルを踏み間違えた」と供述していた。

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