正論洗脳手伝ううち自分自身も洗脳 東京大学名誉教授・平川祐弘2023/1/27 08:00無料プラン記事コラム正論みんなの反応東京大学名誉教授・平川祐弘氏渡辺京二氏が熊本で歳末に亡くなった。『逝きし世の面影』(平成十年、葦書房)という情緒豊かな標題の書物で、日本が西洋化することで失った明治末年以前の文明の姿を追い求めた。この代表作が十七年に平凡社ライブラリーとして再刊され、解説を書いた。「西洋人という鏡に映った旧日本の姿に新鮮な驚きを感じた渡辺氏の、イデオロギーや先入主にとらわれない、率直な反応が、美しい日本語に表現されていて、本書を価値あるものとした。共感は批評におとらず理解の良き方法である」明治は「美化された幻影」か反応