27日午前3時20分ごろ、東京都千代田区永田町にあるビル1階のトイレ個室内で、警視庁特科車両隊の機動隊員の巡査部長(39)が、頭から血を流して倒れているのを別の警察官が見つけた。搬送先の病院で約1時間半後に死亡が確認された。近くには巡査部長に貸与された拳銃が落ちており、弾1発が発射されていた。警視庁麴町署は、拳銃で自殺を図った可能性があるとみて、調べている。
麴町署によると、巡査部長は前日からの当番勤務中で、午前2時ごろに警戒場所を別の機動隊員と交代し、そのままトイレがあるビルの方向に行く姿が目撃されていた。その後、しばらくたっても待機場所に戻らないため、別の機動隊員が確認に行くと、内側から鍵がかかった個室内で倒れているのが発見された。個室内に遺書は残されていなかった。
現場は、自民党本部や国会議事堂に近いビル。