政界で早くからインターネット上での発信を続ける河野太郎デジタル相が産経新聞の取材に応じ、民主主義制度が揺らぐ一因と指摘されているSNS(交流サイト)と「世論」の関係や、政治への影響について語った。詳細は次の通り。(永井大輔)
--ネットでの発信はいつから
「大学卒業後に入社した富士ゼロックス(当時)では同期入社のメーリングリストがあって、営業や研究開発、工場や本社の間で情報が共有されていた。これは非常にありがたいなと思った。その後、衆院選初出馬前年の平成7年11月に選挙活動を始める際、ホームページを作ると言ったら、周りに『そんなのは誰も読まない』といわれた(笑)。ブログは10年から始め、ツイッターは孫さん(ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長)に『試してみて』といわれたのがきっかけで22年1月から始めた。フォロワー数は外相と防衛相時代に一気に増えた気がする」