自民党岸田派(宏池会、43人)は26日、東京都内で今年初めての会合を開いた。会長の岸田文雄首相は欠席した。
首相が派閥を抜けていないことについて、菅義偉前首相は今月発売の月刊誌「文芸春秋」で「派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなる」と苦言を呈していた。
岸田派事務総長の根本匠衆院予算委員長は会合で「今、派閥も政策集団に変わった。その最たるものが宏池会だ」と述べた。首相が派閥会長を続けていることに関しては「首相の気持ちとして宏池会に思い入れもあるわけだから、首相の判断でいいと思う」と記者団に語った。