「伝えたいな、私の生活」をテーマにした「アジアの子どもたちの絵日記展」が26~29日、大阪市中央区の三菱UFJ銀行大阪ビルで開かれる。アジア22の国・地域から寄せられた作品はお国柄が出ており、異文化に触れられる。大阪での開催は初めて。
三菱グループ企業36社でつくる三菱広報委員会や国連教育科学文化機関(ユネスコ)などが、1990年から始めた国際文化交流事業。6~12歳の子供たちから5枚一組の絵日記を募集し、互いの文化や暮らしなどを理解・尊重して交流の輪を広げるのが目的で、これが15回目。
マレーシアやインドネシア、ベトナムなどから2万7223点の応募があり、各国・地域のグランプリ作品のほか、府内対象の入賞作品も含めて約130点を展示している。
作品は学校での出来事や伝統芸能など、普段の生活の中でアジアの友達に伝えたいことを豊かな色彩とタッチで描き、それぞれの言語がつづられている。現地ならではの行事や美しい風景だけではなく、新型コロナウイルス禍での暮らしぶりが読み取れる作品も。
日本では4640点の応募があり、広島県内の女子小学生の作品がグランプリを受賞。友人の寺で飼育されているチャボなどの様子が生き生きと描かれ、楽しい雰囲気が伝わってくる。