「街の幸福度」埼玉・鳩山町が2年連続1位 高齢者施設が充実

賃貸住宅建設大手の大東建託が25日公表した令和4年の「街の幸福度ランキング」で、埼玉県鳩山町が全国トップとなった。鳩山町の1位は2年連続。鉄道駅のない「陸の孤島」として知られるが、健康寿命を伸ばすなど高齢者向けの施策が満足感を高めているようだ。

調査は平成31年~令和4年に実施し、全国47都道府県の20歳以上の男女約65万人が回答した。「非常に幸福だと思う」から「非常に不幸だと思う」まで10段階で評価してもらい、平均点でランキングを作成。調査結果を毎年上積みする形で公表している。

その結果、鳩山町が全国の自治体の中でトップに選ばれた。大東建託によると、居住者からは「食べたいものを食べ、欲しいものはほとんど手に入る」(56歳女性)、「家族が欠けずに、健康でいる」(67歳男性)などの声が寄せられたという。

鳩山町は平成21年から健康づくりや介護予防の事業に注力。大東文化大(東松山市)と連携した筋力トレーニング教室などを実施し「元気な人が多い」(町関係者)という。高齢者福祉の施策が充実しており、町民の幸福度向上につながっているようだ。

大東建託賃貸未来研究所の宗健所長は、幸福度が高いことについて「鳩山町は高齢化率が高い。住宅ローンの支払いを終えて十分な年金を得ている『勝ち残り組』が余生を豊かに暮らしている」と指摘する。

町の担当者は「『生涯活躍のまち』を掲げて取り組んできた。今後は子育て世帯も支援して移住を促したい」と話している。

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