人類滅亡まで「残り90秒」 米誌「終末時計」、最短に

1947年の創設以来、最短の「90秒」となった終末時計(ロイター)
1947年の創設以来、最短の「90秒」となった終末時計(ロイター)

米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は24日、核戦争や気候変動などの脅威を分析し、人類滅亡を午前0時に見立てた「終末時計」の残り時間を、1947年の創設以来最短の「90秒」と発表した。ロシアによるウクライナ侵攻や核使用への切迫感を考慮した。

ノーベル賞受賞者を含む科学や安全保障の専門家らが、過去1年の世界情勢に基づいて人類滅亡までの残り時間を比喩的に決め、毎年発表している。2020~22年は残り100秒としていた。

同誌は声明を出し、ウクライナが核を放棄する代わりに米英ロが安全保障を約束した94年のブダペスト覚書をロシアがほごにし、原発まで戦闘に巻き込んだと非難。新型コロナウイルス禍で中断した米ロの核兵器関連施設の相互査察が再開できなくなるという悪い波及効果も指摘した。声明はロシア語とウクライナ語版も作成した。

東アジアでは、中国による核戦力の拡大や、北朝鮮の弾道ミサイル発射、核実験実施への懸念の高まりも脅威だとした。(共同)

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