徳川家康が築城した京都・二条城で、国宝・二の丸御殿の黒書院公開

黒書院「二の間」に入室したときに眺められる「一の間」の景色
黒書院「二の間」に入室したときに眺められる「一の間」の景色

今年のNHK大河ドラマの主人公・徳川家康が築城した二条城(京都市中京区)で、国宝・二の丸御殿の黒書院が公開されています。通常は廊下から鑑賞しますが、今回は文化庁が京都に移転するのを記念して、黒書院の室内に入って障壁画や天井画などを間近に見ることができます。

黒書院「一の間」には違い棚などの工芸品もみられます
黒書院「一の間」には違い棚などの工芸品もみられます

二の丸御殿は全6棟の建物からなり、黒書院は江戸時代「小広間」と呼ばれていました。高位の公家や徳川家と近しい大名などが将軍と対面した部屋です。将軍は黒書院の「一の間」に着座して、大名らは一の間よりも一段低い「二の間」に控えて将軍に接見します。今回は「二の間」の室内に入ることができて、大名気分が味わえます。

一の間と二の間は金箔の障壁画に覆われ、満開の桜が目を引くことから「桜の間」とも呼ばれています。一の間にはかすかに雪をのせた大きな松の枝など初春の松竹梅が描かれ、二の間にかけて満開の桜や散り行く桜などが順番に描かれていて季節の移ろいが表現されています。障壁画は狩野探幽の弟の尚信の筆によるそうです。

天井には鳳凰が描かれていて、寛永年間当時のものといいます。

障壁画はすべて模写画で、原画は展示収蔵館に保管されています。展示収蔵館では、2月23日まで一の間の松竹梅の原画を公開しているので、「原画と模写画を見比べていただきたい」と二条城の担当者は話しています。(田中幸美、写真も)

「一の間」の天井には鳳凰の絵が描かれています
「一の間」の天井には鳳凰の絵が描かれています
二の丸御殿「一の間」に飾られている松竹梅の障壁画の模写
二の丸御殿「一の間」に飾られている松竹梅の障壁画の模写
展示収蔵館に飾られている「一の間」の松竹梅の障壁画の原画
展示収蔵館に飾られている「一の間」の松竹梅の障壁画の原画


《開催概要》

国宝二の丸御殿「黒書院」二の間特別入室と二の丸御殿障壁原画公開

【会期】2022年12月20日(火)~1月30日(月)※火曜日は拝観休止

原画公開は、2月23日(木・祝)午前9時~午後4時30分まで

【会場】元離宮二条城の二の丸御殿と展示収蔵館(京都市中京区二条通堀川西入二条城町)

【主催】京都市

【問い合わせ】二条城事務所(電話075-841-0096)

世界遺産 元離宮二条城 公式HP



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