ウクライナ高官の退任相次ぐ 腐敗批判で引き締めか

ウクライナのゼレンスキー大統領=2022年12月31日(ウクライナ大統領府提供・ロイター=共同)
ウクライナのゼレンスキー大統領=2022年12月31日(ウクライナ大統領府提供・ロイター=共同)

【キーウ(キエフ)=佐藤貴生】ロイター通信によると、ウクライナで24日、高官の退任が相次いだ。国防省は、軍の後方支援を担当していたシャポワロフ次官が辞職したと発表。検察庁もシモネンコ次長検事が解任されたことを明らかにした。大統領府のティモシェンコ副長官も辞職を発表した。

シャポワロフ国防次官については軍の食料調達に絡む汚職疑惑が報じられていた。シモネンコ次長検事は休暇をスペインで過ごしたとしてメディアで批判されていた。一連の退任劇は、こうした腐敗批判を受けたゼレンスキー政権の引き締め策と考えられる。

ゼレンスキー大統領は23日、さまざまなレベルの公職者について人事上の決定を行うとビデオ声明で明らかにしていた。ポドリャク大統領府長官顧問は「社会の求める正義」を念頭に置いた人事だとツイッターへの投稿で説明した。

ゼレンスキー氏は昨年7月、当時の検事総長とウクライナ保安局(SBU)長官を解任した。2月の軍事侵攻後、ロシアに協力する検察やSBUの職員が相次いだことの責任をとらせたと説明した。

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