プロ野球を代表するスラッガーとして南海(現ソフトバンク)などで活躍し、本塁打王に3度、打点王に2度輝いた門田博光(かどた・ひろみつ)さんが死去したことが24日、分かった。74歳。山口県出身。兵庫県警相生署によると、24日に門田さんの自宅を訪ねた警察官が、倒れている門田さんを発見。その場で死亡が確認された。
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南海の門田博光外野手=1971年9月、大阪球場
奈良・天理高からクラレ岡山を経て1970年にドラフト2位で南海に入団し、身長170センチながら豪快なフルスイングでファンを魅了した。79年に右アキレス腱断裂で選手生命の危機に陥ったが、翌年に41本塁打で復活。81年は44本で初の本塁打王に輝いた。
40歳の88年には全130試合に出場し、ともにパ・リーグ1位の44本塁打、125打点。最優秀選手に選ばれ「不惑の2冠王」と脚光を浴びた。