ETC不正利用364回、「カルガモ走法」容疑の男逮捕

ETCの不正利用に使われたオートバイ。後方のナンバープレートが折り曲げられている(大阪府警高速隊提供)
ETCの不正利用に使われたオートバイ。後方のナンバープレートが折り曲げられている(大阪府警高速隊提供)

オートバイで阪神高速のETCレーンを不正に通過したとして、大阪府警高速隊は24日、道路整備特別措置法違反などの疑いで、大阪府寝屋川市春日町のアルバイト、佐野兼章容疑者(26)を逮捕した。「高速道路の通行料金を払うのがもったいないと思った」と容疑を認めている。

前を走る車両との車間距離を詰めてレーンを通過する「カルガモ走法」と呼ばれる手口などで、平成28年以降、不正通行を364回繰り返し、通行料金計36万6510円の支払いを免れたとみて裏付けを進める。

逮捕容疑は昨年12月6日と21日、大阪府守口市の阪神高速守口線料金所で、通行料金計2180円を支払わずに通行したとしている。

同隊によると、佐野容疑者のオートバイにはETCの車載器はなく、ナンバープレートは折り曲げて見えにくくしていた。昨年10月、阪神高速から相談があり、同隊が捜査していた。

会員限定記事会員サービス詳細