第39回産経国際書展新春展 産経新聞社賞

市原澄子さん「六朝楷書、筆運びに発見」

産経新聞社賞を受賞した市原澄子さん(東京都江戸川区)
産経新聞社賞を受賞した市原澄子さん(東京都江戸川区)

東京都港区の国立新美術館で1月25日から2月6日まで開かれる「第39回産経国際書展新春展」(産経新聞社、産経国際書会主催)。一般公募の部、産経新聞社賞に輝いた江戸川区の市原澄子さん(50)は「今回、筆の運びに発見があった機会でした。受賞できて光栄です」と喜びを語った。

受賞作は、中国唐朝の詩人、王維(おうい)の五言律詩「観猟(かんりょう)」を題材に、六朝楷書(りくちょうかいしょ)で書き上げた。

六朝楷書とは、中国の南北朝時代に発達した楷書体の総称で「実力が試される書体なので敬遠してきましたが、六朝楷書を学ぶと筆力が上がる、と鈴木曉昇(ぎょうしょう)先生(東西書芸会会長)からご指導を受け、初めて挑戦しました」という。

ポイントは文字のふくよかさ。「楷書は肩に力が入ってしまうので、あえて柔らかさを心がけました。作品全体の空間の取り方も大事なので、余白の残し方には苦労しました」と振り返る。

書は、6歳から20代後半まで近所の教室で習い、それから20年ほど離れていた。令和元年、インターネット上で見た鈴木先生の文字に憧れ、東西書芸会に入門している。

普段は会社員として忙しい日々を送っているが「書は心の静寂を感じることができる貴重な時間」とし、「今後も古典に真摯(しんし)に向き合い、努力を続けたい」と意欲をみせた。 (堀口葉子)

市原澄子さんの産経新聞社賞受賞作品
市原澄子さんの産経新聞社賞受賞作品

「第39回産経国際書展新春展」(産経新聞社、産経国際書会主催)は1月25日から2月6日まで、東京都港区の国立新美術館で開催。入場料は一般500円、65歳以上と大学生以下は無料。午前10時~午後6時(最終日は午後3時まで)。1月31日は休館。

「産経国際書会」のHPはこちら

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