受験シーズンに「落ちた」話は縁起でもないが、50年以上前に実はお受験(小学校受験)をして落ちた。近所の国立大付属を受け、1次にあたる抽選は母が当たりくじを引いて通過したが、2次の試験は不合格。
▼試験後「どうだった」と親に聞かれ、「全部できた」と胸を張った(噓をつく)がぜんぜんできず。集団行動でじっとしていられない(落ち着きがない)、体力を測る立ち幅跳びで思い切り助走をする(ルール無視)など、最近見たお受験マニュアル本の「落ちる子」に、ほとんど当てはまった。
▼大学入学共通テストで問題文が長いなど、読解力が重視されると話題だが、昨今の小中学受験はそれを先取りするように読む力や聞く力が問われている。たとえば、小学校受験でも5分程度の物語を聞き、いくつかの質問に答える。