大阪市天王寺区のマンションで20日未明、4人組が押し入り、約680万円などを奪った強盗事件で、大阪府警捜査1課は22日、強盗などの疑いで、兵庫県西脇市黒田庄町の自称自営業、藤本傑(すぐる)容疑者(32)と堺市西区鳳中町の無職、小杉瞭斗(りょうと)容疑者(20)のほか、18歳の少年を含む男4人を逮捕したと発表した。藤本容疑者は事件の指示役とみられ、「自分がリーダー的存在だった」と供述し、容疑を認めている。
府警によると、藤本容疑者が「小遣い稼ぎしないか」などと5人を誘って犯行に及んだとみられる。実行犯は、小杉容疑者や少年ら3人で、ほかは運転役や車内待機役と役割分担していたという。
逮捕容疑は共謀して、20日午前2時10分ごろ、同区生玉町のマンションの一室に侵入。住人(31)を脅し、現金約680万円とノートパソコンやネックレスなど(計約99万円相当)を奪ったとしている。住人にけがはなかった。
府警によると、6人は21日午前0時すぎ、府警天王寺署に出頭。実行犯役の別の男(21)は事件直後、警察官に現行犯逮捕されていた。府警はほかに指示をした人物がいないかなどを調べる。