京アニ事件・青葉被告の公判、今秋開始か

青葉真司被告
青葉真司被告

36人が死亡した令和元年の京都アニメーション放火殺人事件で起訴された青葉真司被告(44)の京都地裁での公判に関し、検察側が今年9月上旬~12月下旬の日程で開きたいとする意向を遺族側に示したことが19日、関係者への取材で分かった。ただ公判日程は地裁、検察、弁護側の間で今後も調整が進められる見通しのため、なお流動的だ。地裁が最終的に決定する。

初公判までに証拠や争点を絞り込む公判前整理手続きが進み、裁判員の選任手続きが行われる見込み。公判では被告の刑事責任能力の有無が最大の争点になるとみられる。

関係者によると、京都地検は遺族に対し、被害者参加制度を利用して公判に参加するかどうかの意向確認も進めている。参加を希望する遺族が多いとして、法廷では遺族の参加者のためのスペースを拡大することも検討されているという。

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