与野党は20日、参院議院運営委員会理事会を開き、海外に滞在して昨年7月の当選から一度も国会に登院していないNHK党のガーシー(本名・東谷義和)参院議員=比例代表=が提出した海外渡航届を了承しないことを全会一致で決めた。不許可は昨年の2回の臨時国会に続き3度目。その後の理事懇談会で、ガーシー氏に対する懲罰の手法を巡り意見交換したが結論は出ず、23日にも再協議する。
「ガーシー氏に文書で、速やかな帰国と登院を求めたい」
石井準一参院議運委員長(自民党)は理事会終了後、23日にガーシー氏が登院しなかった場合の対応について、こう説明した。