米西部ニューメキシコ州の映画撮影現場で2021年10月にスタッフ2人が小道具の銃で撃たれ死傷した事件で、地元検察当局は19日、銃を使用した俳優アレック・ボールドウィンさん(64)を過失致死罪で訴追する方針を明らかにした。有罪となった場合、最高で禁錮5年となる可能性がある。米メディアが報じた。
ボールドウィンさんは銃には弾薬が入っていないと聞かされていたと主張していたが、検察はボールドウィンさん自身が銃の安全性を確保する義務があったと判断した。
事件は10月21日、ボールドウィンさんらが原案を手がけた映画「Rust」(原題)の撮影現場でリハーサル中に発生。小道具の銃には実弾が入っていたとみられ、撮影監督のハリナ・ハッチンスさん=当時(42)=が死亡、監督のジョエル・ソウザさんが負傷した。(共同)