民主主義の現状とその未来像を考える連載「民主主義の形」第1部5回(6日付)では、新潟県旧山古志村(現・長岡市)の住民団体などが、デジタル技術を使った新たな自治に取り組んでいる様子を紹介した。インターネット関連事業を展開するデジタルガレージ取締役の伊藤穰一氏(56)は、これらの取り組みを支援している。ブロックチェーン(分散型台帳)技術を基盤とした新しいネットサービス「Web3・0」が秘める民主主義や経済への影響力などについて聞いた。
--黎明期(れいめいき)からインターネットに携わってきた
「中学3年生ぐらいからアップルコンピュータ(現アップル)のパソコンを使って遊んでいたが、高校生のころに(インターネットの起源とされる)ARPANET(アーパネット)に接続したのが最初だ」