「小松菜」など千葉・船橋産の食材を使ったご当地レトルトカレーが27日から発売される。13日には千葉県船橋市で報道関係者向けの試食会が開かれ、担当者が「小松菜のシャキシャキとした食感を残すことを意識した」とPRした。
同市は小松菜の生産が盛んなまちとして知られる。JAちば東葛によると、令和3年の同市の小松菜出荷量は約320トンで、県内有数の出荷量を誇るという。
ご当地カレーの名称は「ふなばしカレー(小松菜)」で、「小松菜」が入っている。「イシイのミートボール」などで知られる市内の石井食品の監修で、市観光協会が販売する。
「西船橋ひらの農園」の小松菜のほか、「船橋にんじん」やナシといった地元食材が使われており、辛さの中に甘みを感じることができる。小松菜のイラスト入りのパッケージは市内の切り絵作家、中村頼子さんがデザインした。
昨年9月から商品開発を始め、12月末に完成したという。石井食品の担当者は「試行錯誤を重ね、幅広い方々に食べていただける辛さを目指した」と手応えをみせる。
市役所や観光協会、オンラインショップ「BASE2784」などで販売されるほか、ふるさと納税の返礼品としても活用される予定だ。1食600円。問い合わせは観光協会(047・404・2215)