自衛隊グルメ探訪

海上自衛隊練習艦「やまゆき」の厨房拝見

フライヤーで鶏黒酢用の鶏肉を黙々と手早く揚げていく給養員。100人分以上なのですごい量である
フライヤーで鶏黒酢用の鶏肉を黙々と手早く揚げていく給養員。100人分以上なのですごい量である

1983(昭和58)年に就役した「はつゆき」型護衛艦8番艦を2016年練習艦とした「やまゆき」は、広島県呉市を母港とする練習艦隊の第1練習隊に所属。術科学校や教育隊の学生に対する「乗艦実習支援」、幹部候補生学校卒業生に対する「初級幹部海上実習」などの任務に従事した。

取材時、「はつゆき」を食の面で支えていた給養員は7人で、約200人分の食事を1日3食賄っていた。

今回紹介する鳥黒酢は当時の給養員の力作で、黒酢のかわりにドレッシングと干しシイタケのうま味をミックスした特性タレを作成。にんにくのすりおろしプラス塩などで味付けした鶏の竜田揚げでいただくというものであった。

昼食メニュー

鶏黒酢(レタス、トマト付)、レモン煮、梅和え、豚キムチ妙め、えの木茸の豆乳味噌汁、ご飯

先輩給養員にハマチの切り方を教わる若手経補要員。経補要員とは「経理」「補給」「給養」を担当する要員である
先輩給養員にハマチの切り方を教わる若手経補要員。経補要員とは「経理」「補給」「給養」を担当する要員である
昼食の鶏黒酢、レモン煮、梅和え、豚キムチ妙めを始めとした「やまゆき定食」。試行錯誤の元で考案された鶏黒酢は、「やまゆき」の名物のメニューのうちのひとつとなった
昼食の鶏黒酢、レモン煮、梅和え、豚キムチ妙めを始めとした「やまゆき定食」。試行錯誤の元で考案された鶏黒酢は、「やまゆき」の名物のメニューのうちのひとつとなった
「やまゆき」士官室での喫食風景。食事内容はトレーで喫食する乗組員と同じであるが、食器は専用のものを用い、配膳などは給仕役の乗組員が実施する
「やまゆき」士官室での喫食風景。食事内容はトレーで喫食する乗組員と同じであるが、食器は専用のものを用い、配膳などは給仕役の乗組員が実施する
「はつゆき」型護衛艦として就役後に練習艦となり、2020年3月に除籍された「やまゆき」(photo・海上自衛隊)
「はつゆき」型護衛艦として就役後に練習艦となり、2020年3月に除籍された「やまゆき」(photo・海上自衛隊)

雑誌「丸」
昭和23年創刊、平成30年に70周年迎えた日本の代表的軍事雑誌。旧陸海軍の軍 艦、軍用機から各国の最新軍事情報、自衛隊、各種兵器のメカニズムなど幅広 い話題を扱う。発行元の潮書房光人新社は29年から産経新聞グループとなった 。毎月25日発売。

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