米国の上下両院が1月3日、新しい第118議会を開いた。昨年11月の中間選挙の結果、下院では与党の民主党が野党の共和党に多数派の座を奪われた。
上院で民主党はかろうじて多数派の地位を保ったが、その後、新会期開始のまぎわに西部アリゾナ州選出のカーステン・シネマ議員が民主党を離党するという造反が起きて同党首脳を動揺させた。
上院では民主党50、共和党49、無所属1という議席構成となり、民主党はなお多数派の座にあるものの、シネマ議員は造反歴もあり、民主党にとって上院の運営も複雑な要素が増すこととなった。