ロシアのプーチン大統領は5日、ロシア正教のクリスマスイブに当たる6日正午(日本時間同日午後6時)から8日午前0時までの36時間、侵攻しているウクライナで停戦するよう命じた。ウクライナにも同調を呼びかけたが、ゼレンスキー大統領はロシア軍が態勢を立て直し新たな攻撃に備える狙いだと反発し、応じない構え。実現すれば昨年2月の侵攻開始以来初めての公式な休戦となるが、実現性は不透明だ。
プーチン氏は「全ての前線での戦闘停止」を命令し、ショイグ国防相が前線の部隊に戦闘行為休止を命じた。これに先立ち、ロシア正教会の最高位キリル総主教がロシア、ウクライナ双方にクリスマスの7日に合わせた休戦を呼びかけていた。(共同)