パナソニック、炊飯器の国内生産終了 中国に移管

パナソニック本社に掲げられる看板=大阪府門真市
パナソニック本社に掲げられる看板=大阪府門真市

パナソニックが令和5年6月をめどに炊飯器の国内生産を終了することが27日、分かった。国内向けは主に加東工場(兵庫県加東市)で生産していたが、市場の縮小が見込まれるため、中国の工場に生産を移管する。加東工場は他の事業で活用し、従業員約500人のうち正社員約100人はグループの他の拠点への配置転換を検討する。

パナソニックは昭和31年に炊飯器を発売し、電磁誘導加熱(IH)式の高級品から単身向けなど幅広い機種を手がける。シェアは上位にあるものの、人口減少に伴う国内市場の成長鈍化や専業メーカーとの競争激化などで大きな成長が見込めず、収益力強化に向けて再編を決めた。

加東工場では上位機種を中心に生産。一部の下位機種などは海外工場からすでに輸入していた。今後は全量を中国やインドから輸入する。移管後の加東工場は閉鎖せず、隣接地で手がけていたリサイクル事業向けに稼働させる。

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