岸信介の巻　反東条、安保改定…死と背中合わせの信念

元首相の岸信介（１８９６～１９８７年）は日米安保条約の改定を成し遂げ、首相退陣後も自主憲法制定や反共産主義、台湾との友好などを訴えた信念の政治家として知られます。

戦争を止めようとして憲兵隊長に脅され、広島の原爆を免れ、いわゆる「Ａ級戦犯」容疑者として逮捕され、安保闘争でデモ隊に包囲され、暴漢に刺され…。死と背中合わせの生涯を強運で乗り切りました。

孫の安倍晋三元首相が非業の死を遂げた令和４年の締めくくりとして、岸の人生を神田蘭さんがお届けします。