徳島の元町議を加重収賄罪で起訴 大麻グループに捜査情報漏洩

平石賢治被告(町議会のユーチューブから)
平石賢治被告(町議会のユーチューブから)

大麻密売グループへの捜査情報漏洩(ろうえい)を巡る贈収賄事件で、大阪地検は26日、加重収賄罪などで徳島県藍住(あいずみ)町議会の元副議長、平石賢治容疑者(46)と元町職員、阿部さやか容疑者(39)を起訴した。また、贈賄罪などで密売グループリーダーで韓国籍の住所不定、無職、金太士(たいし)容疑者(52)も起訴した。地検は3人の認否を明らかにしていない。

捜査情報漏洩で大麻グループから現金 収賄容疑で徳島県藍住町副議長ら逮捕

起訴状によると平石、阿部両被告は共謀し、捜査当局から同町役場に、グループメンバーに関する個人情報の提供を求める「捜査関係事項照会」があった事実を金被告に漏らし、見返りに昨年10月、徳島県鳴門市内のホテルで現金5万円を受け取ったなどとしている。

平石被告は今月7日に逮捕され、その後に議員辞職した。

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