立憲民主党の矢崎堅太郎・元千葉県議(55)は26日、県庁で記者会見を開き、政治資金規正法違反の罪で略式起訴された薗浦健太郎氏=自民党を離党=の議員辞職に伴う衆院千葉5区(市川市の一部と浦安市)の補欠選挙に、立民から出馬すると表明した。
矢崎氏は昨年、4期務めた県議を辞して衆院選で同区から出馬し、薗浦氏に敗北。会見では「次期衆院選を目指して活動していたところ、今回急な補選となった。私としては正直驚いているが、これも天命と思い、自分の信念に基づいて行動していきたい」と決意表明を行った。政治とカネの問題に加え、格差や子供の貧困の解消なども訴える。
同席した同党県連代表の奥野総一郎衆院議員は他党の動向を念頭に置きながら「野党が割れるようだと国民の理解も得にくいと思う」とした上で「野党第一党として候補者を立てた」と話した。
矢崎氏は銀行員を経て平成19年の県議選で初当選。