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M-1終えたカベポスターの本音

カベポスターの永見大吾さん(左)と浜田順平さん(右)、中央は和田麻実子アナウンサー
カベポスターの永見大吾さん(左)と浜田順平さん(右)、中央は和田麻実子アナウンサー

M-1グランプリ2022決勝に出場したカベポスターの浜田順平さんと永見大吾さんが、その2日後、レギュラー出演するラジオ番組『OBCグッドアフタヌーン!和田麻実子のみみよりだんご』(OBCラジオ大阪、毎週火曜午前11時~午後2時放送)に出演しました。

「M-1から、おかえりなさい!」と和田アナウンサーに迎えられると、2人は「ただいま!」と応じ、スタジオに大きく張り出された「カベポスター M-1グランプリ2022 お疲れさまでした」と書かれた〝垂れポスター〟に「めっちゃうれしい」と笑顔を見せました。

M-1グランプリでは8位という結果に甘んじたカベポスター。不利と言われるネタ披露の1番手を引き当てたことが話題となっていました。「トップバッターの女神が僕らに微笑んだ」とたとえた浜田さんは「自分自身にどう納得させようか悩んで、行きついた答えがこれ」とその葛藤を明かしました。

一方でトップバッター決定直後、カメラに向かってピースサインを見せていた永見さんは、真意を聞かれると「トップバッターを引いて、落ち込んでるとか、かわいそうって思われないようにしないとと思って、焦って中学生みたいなピースをした」と振り返りました。和田アナウンサーはそんな2人に、終始「そうかー」「本当にえらいね!」と声をかけ、心からねぎらいました。

「ホンマ早かったです。一瞬でした」と悔しさを隠さず語る2人。M-1の画面から姿を消した後は楽屋に戻りましたが、浜田さんは「後の漫才も正直見れなかった。やりたいことはやれたし、ウケたけど、負けんねやろなって思った」と、しばらくの間うなだれていたといいます。

逆に永見さんは「僕はM-1を見るのに集中していた」と言いながらも、「楽屋には各事務所のマネジャーさんとかがいて、戻った僕らに気を使ってくれていたと思うけど、負けたてほやほやで卑屈な気持ちになって、一瞬『この人たち嫌い!』ってなって。皆を見たくないからM-1だけ見ようって画面に集中した」と秘めていた気持ちを語りました。

苦い思いを味わったM-1グランプリ。そんな中、浜田さんが、M-1で最もアツいシーンとして挙げたのが、ステージに上がる直前にゴンドラで上昇する瞬間の「せり上がり」。自身のコーナー「浜田むねアツ!みみアツ!」でその瞬間を振り返り、「『笑神籤(えみくじ)』を引いた後のせり上がりを自分ができるなんて! あの時の鳥肌って忘れられない。いろいろな思いがあったけど、決勝で、あの時だけ足が震えて…。緊張とかではなく高揚」と語ります。

「緊張ゼロやったよな?」と問われた永見さんも深くうなずき、「地下10階から上がってきた感じ。他のどこにもない」とM-1だけの特別な瞬間を振り返りました。

「トップバッター、本当に辛かったけど、唯一自慢できるとしたら『せり上がって、M-1 2022の一歩目を踏み出したのは俺や!』」と胸を張った浜田さん。「自分がカベポスターファンで、せり上がってくるところを見たら泣いてしまう。もう一回視聴者として見てみたい。ホンマに踏みしめました。めっちゃ嬉しかった」と、あのステージに立った喜びを語り、「悔しいのはありますけど、こんなにアツいことはない。走馬灯確定!」と明言しました。

「世界一の朝食」を前にするカベポスターの2人
「世界一の朝食」を前にするカベポスターの2人

2人の健闘をたたえ、神戸北野ホテルの「世界一の朝食」を取り寄せるなど、ねぎらいムード一色のこの日の『みみだん』。12月27日までradikoのタイムフリーでぜひお聴きください。

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