教科書採択汚職 元校長が起訴内容を認める 大阪地裁

大阪地裁=大阪市北区
大阪地裁=大阪市北区

大阪府藤井寺市立中学校の教科書選定を巡り、教科書会社「大日本図書」に便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、加重収賄などの罪に問われた元校長の西留俊春被告(61)の初公判が21日、大阪地裁(中川綾子裁判長)で開かれた。西留被告は起訴内容を認め、検察側は懲役1年6月、追徴金約6万4千円を求刑し、即日結審した。判決は来年1月25日。

西留被告は「(間違いは)ございません」と起訴内容を認め、被告人質問で「私の甘さで(接待や賄賂を)頂いてしまった」と述べた。

検察側は論告で「公正に行うべき教科書採択の手続きをゆがめた」と批判。弁護側は「素直に事実関係を認めて反省している」として執行猶予を求めた。

起訴状などによると、校長と教科書の選定委員を兼務していた令和2年4~7月、大日本図書の従業員に、教科書採択に関する調査員の氏名などの情報を漏らし、謝礼として現金3万円を受け取ったほか、飲食店で接待を受けるなどしたとしている。

会員限定記事会員サービス詳細