寝屋川市議「全て争う」 詐欺罪を否認 コロナ融資悪用、福岡地裁

吉羽美華被告(寝屋川市議会ホームページより)
吉羽美華被告(寝屋川市議会ホームページより)

新型コロナウイルス禍で業績が悪化した医療法人や福祉施設への制度を悪用して融資を受けさせ、受給者側から手数料名目で金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた大阪府寝屋川市議、吉羽美華被告(42)は20日、福岡地裁の初公判で「全て争います。詐欺を企てたことはありません」と起訴内容を否認した。

独立行政法人福祉医療機構(WAM)の融資制度「新型コロナウイルス対応支援資金」を巡り、吉羽被告ら3人が詐欺罪で起訴された。

起訴状によると、吉羽被告は他の被告と共謀するなどし、堺市の福祉施設運営会社に1億2千万円の融資を受けさせ、令和2年12月、うち5940万円を詐取。さらに虚偽の書類を提出してWAMをだまし、昨年1月、福岡県久留米市の医療法人に6億円を融資させた上、2億3200万円を医療法人から詐取したとしている。

会員限定記事会員サービス詳細