拉致解決「絶対あきらめない」横田めぐみさんの弟、拓也さん 東大阪で講演

講演する横田めぐみさんの弟で、家族会代表の拓也さん=17日午後、大阪府東大阪市(沢野貴信撮影)
講演する横田めぐみさんの弟で、家族会代表の拓也さん=17日午後、大阪府東大阪市(沢野貴信撮影)

北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(58)=拉致当時(13)=の弟で、拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(54)が17日、大阪府東大阪市で講演した。「拉致問題と(北朝鮮の)ミサイルは表裏一体。人権問題の解決を訴え続ける必要がある」と述べ、「拉致被害者の全員帰国実現を」と訴えた。

拓也さんは、めぐみさんと同じ拉致被害者、田口八重子さんの兄で、昨年12月に他界した家族会の前代表、飯塚繁雄さんにも言及。「八重子さんと会えず、(長男の)耕一郎くんに(八重子さんを)会わせたい思いで代表を14年務め、最前線に立たれたが、その夢も絶たれた」と無念さをおもんばかった。

拉致問題の解決に「残された時間は少ない」と強調。「私は絶対あきらめない」と力を込めた。

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