自衛隊グルメ探訪

海上自衛隊下総航空基地の厨房拝見

金曜日昼食の定番、ビーフカレーの調理模様。材料は牛肉、馬鈴薯(じゃがいも)、玉葱、入参、カレーの素、力レー粉の他に隠し味としてにんにく卸し、卸し生萎、デミグラスソース、 インスタントコーヒー、はちみつ、サラダ油が入れられている(2010年8月)
金曜日昼食の定番、ビーフカレーの調理模様。材料は牛肉、馬鈴薯(じゃがいも)、玉葱、入参、カレーの素、力レー粉の他に隠し味としてにんにく卸し、卸し生萎、デミグラスソース、 インスタントコーヒー、はちみつ、サラダ油が入れられている(2010年8月)

千葉県柏市の海上自衛隊下総(しもうさ)航空基地では、P-3C哨戒機など固定翼航空機のパイロットおよびクルー(航空士)を養成するための教育訓練が行われている。

同基地には教育航空集団司令部、下総教育航空群司令部、第203教育航空隊、第205教育航空隊、第203 整備補給隊、下総航空基地隊などが所在し、今回取材したのはその中の厚生隊で、厚生隊は宿舎、給食、厚生、共済業務を担当している。

取材当時は夏で厨房内は熱気が立ち込めていたにもかかわらず、帽子と割烹着を着用して衛生管理を万全にしていた。

また同基地には航空機搭乗員が所属しており、多くのカロリー摂取が義務付けられているため、一品多くの料理ないし飲料などの「航空増加食」が付く。これは航空自衛隊基地でも同様である。

今回取材したのは海自では毎週金曜日に食べられているカレーライスで、800人分が調理された。

昼食メニュー

ビーフカレー、ボイルウインナー、枝豆サラダ、すいか、牛乳、福神漬、楽京漬、ご飯

ビーフカレー用の牛肉を炒める調理員。蒸気釜一杯のカレーをつくるため、牛肉の量も相当なものである
ビーフカレー用の牛肉を炒める調理員。蒸気釜一杯のカレーをつくるため、牛肉の量も相当なものである
昼食用のデザートであるすいかを切る調理員。夏にはかかかせない食材だ
昼食用のデザートであるすいかを切る調理員。夏にはかかかせない食材だ
昼食のビーフカレー。ボイルウインナー、枝豆サラダ、すいか、福神漬、楽京漬、白飯の他にも、飲みものとして牛乳がついてくるバランスの取れた献立である
昼食のビーフカレー。ボイルウインナー、枝豆サラダ、すいか、福神漬、楽京漬、白飯の他にも、飲みものとして牛乳がついてくるバランスの取れた献立である
下総航空基地全景と上空のP-3Ⅽ哨戒機(下総航空基地HPより)
下総航空基地全景と上空のP-3Ⅽ哨戒機(下総航空基地HPより)

雑誌「丸」
昭和23年創刊、平成30年に70周年迎えた日本の代表的軍事雑誌。旧陸海軍の軍 艦、軍用機から各国の最新軍事情報、自衛隊、各種兵器のメカニズムなど幅広 い話題を扱う。発行元の潮書房光人新社は29年から産経新聞グループとなった 。毎月25日発売。

●月刊「丸」のホームページ


会員限定記事会員サービス詳細